AI時代に向けて考える

今年1年かけて、AIの勢いは凄まじく、これからの世の中を変えていくのは確定的だなと感じている

インターネットの普及の時代、スマホ(SNS)の普及の時代も、大きく世の中を変え、特に絵や漫画を生業にする僕らにとっては、それがどういう変化をもたらすかを考えて針路を軌道修正しなければならなかった

こういう時代の場合、より社会のインフラに近い領域にいる人たちは、投資に近い位置にいれば経済的な問題にぶつかることはあまりない。大抵はお金はそういったところに集まっていて、源泉に近ければ困ることはないからだ。一方、漫画家がその源泉に近い立ち位置にいることはまず稀である

とりわけ、漫画やイラストに対して代価を払ってくれる人たちの気持ちが変わっていくことは重要な視点で、そのことは気にかけている。生成AIと一口にいっても拡散モデル(自己回帰モデルも含めて)はあまり融通が効かず、自分たちが作りたいアートに向けて微調整することは難しく、また著作権的な問題は限りなく黒に近いグレーである点でも選択肢には入れられないと考えているが、「生成AI絵で構わない」という人が増えるようなら戦い方は変えざるを得なくなる

現状、この点では、どの方向に向かうにしても良い技術は生まれていないようだし、買い手の人たちも変化はしていないようだと感じている

自分は今の所、拡散モデルで作った絵をそのままイラストや漫画にぺたっとやることはしないが、補助的な使い方については試行錯誤を続けていて、使わないということはないという姿勢だ

もう一つの問題はプラットフォームで、セキュリティ面が脅かされるようなら、ECもSNSも個人依頼も戦場とできなくなってしまうかもしれない。実際、こっちに関してはまだどうなるかわからないと感じてる。一周回って即売会を主戦場にする日がまた来るのかもしれない