MCUを観る

ちょこちょことつまみ食い気味に観てはいたのですが、エンドゲームの公開とその方面のコミュニティに絡む機会があったので、見逃していた作品を消化していました
次の連載漫画のための研究もありますので、まぁ観るべくして観るって感じではあります

元々はスパイダーマン(前の前のやつ)は好きだったのとかXメンとかは観てたり最近のでだとデッドプールとかは観てたわけですが、MCU方面にはちょっと消極的でした。何故かっていうとたくさんあるから…

キャプテンアメリカあたりから入ってスパイダーマン、アイアンマン、アベンジャーズ見てからガーディアンズオブギャラクシー、…正直順番はめちゃくちゃでしたね
時系列は無視して、自分の好きそうなやつから見てった感じ
アントマンが最後の方だったんですが、設定ひょっとしてキッズ向けかなーとか思ったから後回しになってました。どっちかというと泥棒路線だったから僕の好きな方だったのにね

作品のことを超えての話になるけども、売り方の革命だな、とも思いました
スポーツファンがスタジアムに通うように、新作が公開されるたびに映画館に通って楽しむ
作品一つとしてみたら、映像作品としてはもっと良いものってやつもあるんでしょうけど、映画を映画館に行って観る人達の気持ちはもっと別のところにあるんだな、って学ぶ機会にもなったように思います

例大祭の出し物

ちょっと忙しくてblog記事更新が滞ってしまいました
すみません

例大祭の出し物、今回は折本になります
折本といっても内容はコピー誌相当で、FANBOXには同内容をアップします
ですので、本として欲しいorFANBOX等は使わない方向けという感じです
イベントで余った分は委託書店に卸しますが部数は少なめということでお願いします

テレビ

最近自分の中で再燃しているものの一つがテレビです

現状、部屋にテレビはありません。テレビを持たなくなって結構久しいです

持たなくなった理由はネット越しのサービスを経由してPCで視聴するようになったから、地上波放送の番組があまり楽しくなくなったから、部屋が手狭になってスペースの確保が難しくなってきていたから、据え置きのハイクオリティゲームに関心が薄れたから、と様々で理由が一つだけというわけでもありません

逆に関心が戻ってきた理由には、部屋内の作業用PC関連のモノが小型化してスペースが結構あいてきたこと(サーバPCもありますが部屋の外に置いてたり)、ソーシャルを通じての交流が増え幾らかの映像作品やスポーツ放送に関心が増えたこと、何より大きいのはVOD作品がクオリティ高くて面白いこと

ニュースや教養に関するものはネットの方が合理的なのは間違いないと思います、スピードが早い方がいいし偏向がない方が良い。バラエティ的なものは個人が配信するものの方が好きです、これらはレスポンスが大きな力になるので。なのでこれらの役目はネットに移ったと思っています

一方で、必ずしも主張も意図もあるわけではなく、見る側に解釈を委ねるようなもの、映像作品やスポーツはテレビ向きかな、と思うわけです。それらのために、部屋にテレビを持とうか検討してる

でも久しぶりに調べてみると、家庭用のテレビもまた随分色々で難しいですね。
安いやつでいいんですが

ヒーローもの

今ネームを作ってる作品が「ヒーローもの」です

分類するとなると明確な線引きがどこまであるのかはわかりません、ドラゴンボールもナルトもヒロアカもヒーローものということになると思うのですが、もう少し枠を狭く絞って、明確に悪意を持って社会を乱そうとするヴィランがいて、お決まりの苦戦から勝利の展開があって、主人公が超越した能力を持っていたり変身できたりするもの、ってやつを作っています

ほとんどの男子は小さい頃に見てるでしょうし、最近のマーベル映画の人気もあって結構な大人も見てるでしょうし、嫌いな人もあんまいないだろうし子供のものって感じはしていません(「特撮ガガガ」に出てくる主人公のような女の人は、まだ直接お目にかかったことはないので、女性がどう見てるのかよくわかりませんが)

自分の漫画にそういったヒロイックな部分が常にあるのは確かだし、成人向け漫画にあってすらそういった要素は残していたり(一部のエロガチ勢からすると微妙なのかもしれませんが)、絵面的にそっち向き、と言われることもちょこちょこありました

なので抵抗は全然ないのですが、なんというかまぁ、「意外」ってのが本音です。雑誌見ててもそういった作品あんまりないですから。企画提案してた段階ではもっといろんなものを出してたのですけど、これが通った、という

まぁまだネーム途中なので、ひとまず段階が先に進んだらまた情報を出します

キングオブエンブレムvol.1 川崎編 執筆しました

今年新しく立ち上がった出版社さんのワンディエゴ丸出版社さんの「キングオブエンブレム vol.1」の川崎編の作画を担当しました
ページ数は61ページです

各Jリーグサッカーの行われるスタジアムでも販売され、
明日の川崎フロンターレ対FC東京の行われる等々力陸上競技場でも販売されます

書店では3店舗(現在)、amazonからも購入は可能です(配送ちょっと遅いみたいですが)

また、編集側のミスで選手たちとの会話のあるシーンに謎の四角い枠ができてしまったそうです…

人を選ぶとき

漫画家が編集者を選ぶとき、アシスタントを選ぶとき、実際にどう考えるか

はじめて師事する作家をどう選ぶか

初めの頃、僕自身はこのことについてはずっと悩みのタネでした。信用していい相手を見極めることは、一般社会人の世界と違い、この界隈ではとても難しい課題です

画力? 実績? 経験年数? スキル? コミュニケーション力? 肩書き? 非正規雇用か正社員のどちらなのか? 会社のブランド力?

どれも驚くほどアテにできません

それで僕は一つの方法を使うようにし始めました

まずはじめて相手とお話をするときに、ストーリーを考えます。ストーリーはこうです

「僕とその人の二人で漫画を作った。その漫画を本にしたので、冬の寒い日に二人で駅前で販促をすることになった」という設定です

その人は担当編集者かもしれないし、アシスタントかもしれません。自分が漫画家志望者で相手は漫画家、或いは自分が編集者で相手は漫画家でも良いでしょう

そのシチュエーションを想像して、相手が何をしているか、言っているか

笑顔を作り、二人で声をあげて元気に販促している姿なら最良です

でもひょっとしたら、「なんで俺がこんなことしなきゃやんなきゃなんねーんだよォ!」と相手がキレてる姿が浮かぶかもしれません。「不服そうな表情丸出しでやる気なさそうにビラを配る姿」かもしれません。「◯◯さんは喫茶店で休んでてください、俺の作品だし一人でやります」って気を遣っている自分の姿かもしれません。「二人揃って面倒なんで配ったことにして破棄して帰ろう」とかしてるかもしれません。会社の愚痴を言ってる姿もあり得るでしょう

どれも最悪です。

初対面で相手の情報がほとんど見えないなら、このやり方で、どうでもいい雑談をしながら、相手の人間性を見極めます。初対面の10分でも、2時間でも、自分の想像した世界がイメージできるまで言葉を交わし、時間切れになるなら、それは相手がこちらに組んで何かをしようという気持ちがないと判断する。

ところで、「僕とその人の二人で漫画を作った。その漫画を本にしたので、冬の寒い日に二人で駅前で販促をすることになった」なんていう設定にしたのは、出版物の基本が印刷して頭下げて配るということだと考えているからです。それは起承転結といったフォーマットや、デッサンの手法や、キャラクター作りよりもずっと前提にあるものだということです

3Dを漫画で使う

結構前から漫画に3Dは使うようにしています

自分が気持ち盛り上がってやってた頃は本当に一部のオタクっぽい人たちが触ってた感じなんですが、ここのところ結構カジュアルな感じの漫画家さんたちにも関心が高くなっているようですね

自分は背景・小物に使う建築物や工業製品を中心に使っていて、クリーチャーや植生には使っていません。それらに使うにはまだまだ課題が多いな、と思っているからです。おそらく一番ありがたみを感じるのは繰り返しの多いパーツで、階段とか柵とか屋根とかビルディングとかでしょう

簡単なものは自分でモデリングしますが、難解なものはライセンス素材ものを買って使うことが多いです。

自分の技術と時間的な余裕とアートとの相談ですが、基本原則的にはレンダリングで描画される線よりも手描きの線を極力用いた方が良いとは考えています。プログラム的に引いた線はどうしても生きた線とは言い難いですし、それらを生きたものにするには相当な研究が必要になります(残念ながらそのための時間的なリソースは圧倒的に足りません)。手で「味」を書き足したりすることも多いです

とはいえ、これらはモノクロ線画の漫画に関してであって、カラーの漫画に関してはまた事情が違ってくるとも考えます。WEBネイティブの漫画はカラーのものも多いですし、海外に関してはむしろそちらの方が強いようにすら思います。今までは自分はサボってたんですが、研究してカラーでの出力についても研究したいな、と思い始めています

3D絡みの勉強は一人でやるのは困難です。頼れる人と繋がる必要は間違いなくあります。とはいえ、漫画としての作品作りが疎かにしてまで3Dのコミュニティに入り浸る必要はないですが。道具に振り回されてしまっているな、と自覚するようなら、さっさ手で描く方に切り替えて、柔軟に対応した方が良いと僕は考えます

ここからは技術的なことの話をします

モデリングはだいたいblenderを使っています。オープンソースであり、無料で使えて沢山の機能強化のためのアドオンがあります。幾らかの形状は難しいものがあって、その場合zbrushを使っています。ユーザビリティと機能の弱さに不満があるのでセルシス製品の3D機能はあまり使っていませんが、ちょうど良い感じのライセンス素材があれば使うこともあります

以前に作ったblenderのアドオンなんかも自分は公開してます

https://github.com/kuromook/blender-lineart-node

3Dのレンダリングには、相応の時間がかかります。普段は漫画作業はノートPCでやっていますが、かなり軽いものでないとレンダリング走らせた時にスタックしてしまいます。クリスタと並行で立ち上げて作業をしていると目を覆いたくなる状況になります。コア数の多いCPUを使っているなら3DソフトのCPU割り当てを分散してかわすことも選択の一つです。それでもうちのマシンで重いモデルのレンダリングには時間がかかりすぎるため、別のマシンでレンダリングするようサーバを用意してやっています。デスクトップならそこそこのスペックのものでも十分なパフォーマンスがでます

 

 

少年漫画

漫画の商業仕事の方は、今の所2件進んでて一方はもう入稿前、もう一方はプロット打ち合わせ段階です。両方とも 少年漫画 です

両方とも 少年漫画 です

大事なことなので2回言いました

後者の方はまだ確定と言う段階ではないのですが、まぁ、ポシャったらポシャったと言います

前者の方は2月になったら情報出してきます

去年の今頃は成人向けの商業仕事からは手を引いて、仕事のかたわら同人をのんびりやれればなんて考えてたんですけども、(そっちの漫画エロ要素ゼロですから)何があるかわかりませんね。今のご時世は

「自分は○○しかないんだ」、みたいに偏狭にならない方がいいですね。新しいことをやろうとしてる人がたくさんいるので。その人らに役に立とうと思ったら、スキルやキャリアよりコミュニケーションや人の繋がりの方がずっと大事だと、つくづく思います。

 

スポーツ漫画を考える

スポーツ漫画は、見た目には簡単そうに見えます

トーン仕上げはあまりしつこくないですし、舞台は大抵いつもと同じ、キャラクターのユニフォームも同じ、なんだ、簡単そうじゃない?

でも実際描いてみると、ハードルがたっくさんあります

  • 動きのある人物を描けないといけない
  • コマの流れで動きを表現しないといけない
  • ゲーム理論的な駆け引き、心理表現が必要
  • 球技の多くは、キャラクターを描く数がとにかく大量

背景や小物関係はツールの発展もあって楽になってる面もありますが

これに加え、

  • チームの結束といった集団統率手法、精神論、規律と難しい問題
  • 各種競技特有の文化(ものによっては地域に密着した文化)

などがあり、前群が体力・筋力依存で若者向きに対し、後の課題はひどくおっさん志向です

もちろんやりがいのある課題でもあるのですが