twitch を基点にだいぶ生放送配信にも慣れてきました
そのため、ちょっと考えていることをまとめておきます
だいぶ前にも配信はしていたことはあったのですが、そのときは割とすぐにやめてしまっていました。配信には注意が必要な点があるからです
実感として一番厄介なのが、自分が「配信者キャバ嬢問題」と呼んでいるものです
これは自分でも経験があるし、他の配信者でもちょこちょこと見かけるものです
例にとって解説します
生放送配信サイトxxxliveに、配信絵配信をしている配信者A氏がいるとします
そこに視聴者X氏がやってきます
X氏は全くイラストとも関係のない野球の話題を振り、配信者Aは野球に詳しくなく気を使って相槌をうっています。A氏が別の話題を振るとX氏は配信を閉じて別の配信者B氏のところへ移っていきます
きっとウチとは合わなかったのだろう、と思ったA氏ですが、また別の日に配信をするとX氏はやってきます。X氏は無関係なゲーム制作の話題を話しています
やはりA氏は気を使って返事をしています。やがてX氏はだんだん増長し、A氏に無茶ぶりをしたり恫喝をするようになります
A氏は視聴者数やフォロワー数を増やしたいので耐えていましたがだんだん耐えられなくなっていきます。どこかのブログで書いてあった記事を参考に長時間配信していましたが苦痛になってきます
そしてA氏は気づきます。X氏は自分の作品にも興味がなければ、自分の価値観や世界観にも興味はなく、ただ「話を聞いてほしい」だけだと
愛想よくお客さんの話を聞いたり相槌をうったりする仕事としてはキャバ嬢があります
本職のキャバ嬢ならお金をもらっていますから分かりますが、実況配信者はそうではありません。(収益化できるほど視聴者がいれば話は違ってきますが、その場合一人のお客さんを相手に話を聞いてあげることは難しいでしょう)
例にあるX氏にとってはxxxliveは無料のキャバクラであり、それも都合よくキャバ嬢をとっかえひっかえできる環境と化しているわけです
これが「配信者キャバ嬢」問題です
X氏と普通にA氏に関心をもって見ている人とが区別がつきにくいこと
古い配信サイトは、X氏にとって遷移しやすいサイト構造をしていること
とりわけX氏は視聴者の少ない配信に現れるため、’これから’視聴者を増やしたい配信者ほど出くわす確率があがること、特に宣伝効果に期待してるイラスレーター・漫画家は出くわす確率が高い
この問題の難しいのはX氏が一度居着くと対処が難しいこと。特に匿名コメントが可能なサイトではブロックも効果が出づらい
実際にX氏のような人は全体の視聴者の中ではごくわずかだと思います
また視聴者数が増えるとX氏のような人は自分の話を聞いてもらえないので来なくなる
勿論全く愛想悪くしていると逆に誰も来なくなるので配信する意味も失われていきます
視聴者数が少ない段階、もしくはコメントの少ない状態で「キャバ嬢化しない」よう気をつけないといけない、というのはスタートラインにあってもっとも難しい問題のように思います