SNSとの付き合い方

いまとなっては使うべくして使ってるtwitter。
自分としては、こう考えて付き合っている、ってところを書いておこうと思い、書くことにしました。

自分が信じていないSNSに対する知見
+ フォロワーを増やせば本が売れる
+ NG (ミュートやブロック)はしてはいけない
+ アカウントと活動クラスタはひとつに絞る

色々と考え方はあると思います。ポジショントーク半分で無責任にコンサルトークしてる人もいると思います(「こうやればフォロワーが増える!」といった記事を書いてるブロガーとか)。
が、敢えて言います。自分はこのあたりのことは信用してないです。

WEBのバックエンドにあるものは基本的にデータベースであり、ユーザーが欲しいデータを「必要最小限」返すのが本来のあり方です。しかし、実際はいろんなノイズが混じるようになっています。ECサイトは少しマシですが、SNSはわざと要らない情報が混じるように仕向けているところがあるのです。そのほうが「たくさんデータがあって、盛り上がってるようにみえる」から。

そのため、twitterをはじめとした諸々のSNSはレスポンスから要らないものを除外する機能は不十分に作られています。除外(exclude)と名付ければいいところを、あえて妨害(block)とか消音(mute)といった風に名付けているので、NGを使う側も、あたかも「それはしては気まずいことなのでは?」、と思わせるようにしむけている面もあると思います。

データベースからのレスポンスがノイズ混じりで膨大だと、その中から「自分がほしい」情報を探すのに苦しくなります。そしてだんだん、頭がぼんやりしてきて中毒気味になっていきます。そうして、サイトの「滞在時間」は伸びます

自身がやりたいと思っていた創作の活動そのものも低下していく、という状況になるのは応援してくれている人に対しては裏切りではないでしょうか

なので、まず第一にはNG機能は気にせずに使うようにしています。
気に入っている人でも、今は耳を傾ける余裕がないのでミュートすることもあると考えています。もちろん、危険思想な人や自分にとっては害がある人ならブロックもためらわないです。そしてなりにより、誤認してブロックしてしまったとしても、「メールがうっかり迷惑メールフォルダに入れられた」ようなものだと考えています。

NG行為を否定しない理由はこういったところです

創作活動をしてる人なら、そんなことをしていたらフォローもRTもしてくれないし宣伝にならないじゃないか、と言う人もいると思います。

しかし、書店の人の話を聞くに、フォロワーやfav数と売上にはほとんど相関がないことわかっています。

それでも敢えて、「販促する気はないのでSNSで自分で宣伝してね」という編集者や、「あてにならないのは分かっているがフォロワー数に従って発注を多めにする、売れなかったら返本すればいいだけ」という姿勢の書店の人もいるようです。

僕自身はこういった方達を信用しません。
彼らの言葉を信じて、仮に当たったとしても、単に確率の低いギャンブルが当たったに過ぎないと考えています。
なにより、全ての人がそういう姿勢でないこともわかってもいますので信頼できる人と組むことを優先するだけです。

フォロワー数を信じていない理由はこのようなところです

発言の内容を活動クラスタに絞るのは、先に書いたデータベースの不便を発信者側が埋め合わせするものだと考えます。つまり、彼らが必要としない情報は発信しない。無節操に範囲を広げるべきだとは思いませんが、政治的発言を控える、とか趣味の話をしないとかいったレベルでフォローしてる側に気を使うというのはさすがに行き過ぎだと考えます。

そこまで気をつかうのは、イベント会場のような場所だけでいいだろうと言うのが自分の考え方です