回想録としてblog の記事を書き続けてきました
間近の内容はいろいろとオフレコにしなければならないこともあり、端折っている部分がおおくなります。申し訳ないのですがこればかりはまた、もっと時間が過ぎてから書くことにしたい
3冊目の単行本は大失敗でした
作った内容が、ではなく売り方がです
あの段階で僕にできたことは少なかったのですが、それでも買い手の人を優先して考えるなら、僕自身がすべきことは単行本を出すことを辞退して別の出版社に持っていくことだったのでしょう
一方では経路がWEBへ移る変化の中で漫画を続けていきたいと思えなくなっていたことがたくさんありました
違法コピーはいたちごっこで無くなりようもなさそうなこと
SNSでのブランド力や同人販売サイトの売上は統計をとるとハリボテのようなべき分布グラフを示しており、ハリボテの頂点に立っている極々一部とそうでない負け組に乖離していること(それを改善するメリットはIT企業側にないこと)
編集者の多くが余裕がなくなりすぎていること、それによるリスクがほぼ作家に飛んでくること
これだったら、一般の職につきながら好きな漫画を好きなようにゆっくり描いていれば良いと思うようにもなっていました
結局辰巳出版で4冊目の単行本が宙ぶらりんになったあと、就職活動してエンジニア職に復帰しました
配信とブログで漫画家としてはまだ確定ではないけど廃業する、と書いたのはそういうことです
4冊目の単行本はその後判然としないままになっていましたがコアマガジンさんのほうで出してもらえるという話になり、今に至ります