以前から即売会で手伝ってもらっていたFくんとこの時期に別れました
それ以前にもいろんな人に手伝ってもらったりはしていましたが比較して頻度の高かったのが彼です
彼に頼んでいたのは、お金と時間に関しては信頼がおけると判断したからでした
一方では、趣味が合うとは言いがたかったのも事実でした。自分はそのことを悪くは考えていませんでした。こちらの作品に無関心でいてくれる方が都合が良いと考えていたからです
しかしこの時期には、活動には熱意を共有できるようなパートナーが必要だと考えるようになっていました。僕の元に悪い虫がついた時、それを払えるような人でなければ、先がないと考えるようになっていました
過去には、アシスタントとして雇った人材が悪い虫で、仕事場を荒らされた経験が何度もあって、一人で活動することが常になっていました。人海戦術が基本の一般商業の世界であれば、監督のできる人と知り合う機会がありえたのでしょうが、同人界隈でそう言った人と繋がるのは難しかったのです。まして成人向けとなればなおさら
デジタル化が進んで一人で漫画作りができるようになるというメリットを享受していた一方で、デメリットが顕在化してきたとも感じていました
同時にもう一つの問題がありました
液タブが普及し、作業工程がフルデジタルに向かい、またスマホが普及してソーシャルが本格的に流行り始めていました
アナログの工程が残っている自分にとっては、ここからどうしたものか悩みどころでした。線画をデジタルにすれば、おそらく絵柄が変わってしまい、そしてこれまで見慣れていた人が離れてしまう可能性が高い。本格的に自分がデジタルに馴染むには時間もおそらくかなりかかる。
ソーシャル環境は流れが早く、パッと見で伝わりやすい絵にしなければならないし効率よくするようにしなければならない、鉛筆画は戦えないわけでもないけれどかなり分が悪い。
デジタルネイティブな絵を鍛えていかないといけない。加えて、3D技術の問題も課題とも考えていました
どれも一朝一夕ではない
一旦、自分は活動をかなり控えることにしました