この呼称は実のところあまり好きではないのですが、同人に活動を絞ったときのお話です
当時、秘神島が不発に終わり、この単行本は出ない話になったため、活動を同人に絞ることにしました
正直なところ、それで食っていけるわけないな、と思っていました
その頃の同人界隈は、委託書店がだいぶ力をつけてきていたとはいえ、商業で人気の人でなければ同人もあまり売れないというイメージでした
冬場に体調も悪くなる原因もつかめてなかったため、そのころはマイペースにやれる同人しか自分には道はないと思っていました
東方の二次創作はそこそこ、食っていけるくらいには売れていましたがそれ一本に絞るのはとても怖いことでした
同人ジャンルは2,3年かでしぼむ、というのが定説で、東方もそのようになるのではないか、という不安もありました
それでも何か、可能性みたいなものは感じていたのかもしれません
東方オンリーにでるペースをあげたのですが、それに呼応するように売上が伸びていきました
だれかが僕の状況を見ていて、哀れんで救いの手をさしのべてくれたのかと思いました
あのときはほとんど毎月、なにかの東方の二次創作を作っていたように思います
差し伸べてくれた手に応えるように、二次創作を作り続けていました
そのうちだんだん、別にエロじゃなくてもいいんだな、という雰囲気を感じ始めて、エロの薄いものや一般向けのものも作るようになりました
魔理沙のTS話や博霊・紅魔ラリーはもっとも思い入れの強く、また評判もよかった思い出の作品です